■ハイブリッドダイエットの概要
contents
1. ダイエットを始めたきっかけ「Dカップ疑惑」
2. ダイエット目標の設定
3. ダイエットでやるべきことを設定する
4. ハイブリッド・ダイエット
5. ダイエット開始!
6. 1ヶ月の壁を利用してエクササイズを習慣化
7. 4ヶ月で見えてくる
8. 半年で無理なく完全目標達成
「1ヶ月の壁」って?
ダイエット開始後1ヶ月後と決まっているわけではないのですが、ダイエットをやっていると必ずやってくるのが「停滞期」です。
停滞期というのは簡単に言うと、これまで順調だった体重の減少に滞りが生まれるタイミングのこと。
やってくる時期は個人差があるようですが、概ね
”もとの体重の5%の減量に成功したタイミング”
(例えば78kgだったらマイナス3.9kg、約74kg)
”ダイエットを始めて1か月が経過したころ”
とも言われております。
なお、、この停滞期はダイエット活動期間中に何度も訪れます。
日々ダイエットを頑張っているのに、何日経っても体重が減らない。
やる気なくなりますよね。
このダイエット活動を邪魔する実に困ったちゃんが、この停滞期です。
「“1ヶ月の壁“はダイエット成功の可否を握る重要時期」
この停滞期の中でも、特にダイエット開始後1ヶ月後近辺に訪れるこの壁(停滞期)は 実はとても重要なポイントです。
「1ヶ月の壁」は、特にダイエット開始まだしの、まだエクササイズが完全に習慣化出来ていない我々を挫折させるに足る理由をわんさと用意しております。
■思ったように体重が落ちない
→やる気が出ない →「明日やろう」 →明日やらない
■思うように時間が取れない
→「明日は時間つくってやろう」 →明日やらない
■わかりやすい身体的変化が無い
→やる気が出ない →「明日やろう」 →明日やらない
結果が数字となって現れにくいこの時期にエクササイズをいかに継続していくか?
ここをしっかり考えることが、今後もダイエットを継続出来るようになるための“肝“となります。
「あきらめたら、そこで試合終了だよ」の安西先生の名言通り。
せっかく1ヶ月続けてきたのにここで終わったら、文字通り「元の木阿弥」です。
この時期は以降のダイエット活動が成功するかどうかの鍵となる最重要時期と言って決して過言じゃないです。
「まずはダイエットの”別の報酬”を実感しよう」
さて突然ですが皆さん、ダイエット(エクササイズ)の”報酬って何でしょうか?
「痩せること」
「身体が引き締まること」
正解!
おそらく大多数の方が当たり前にそう答えると思います。
より日常的な視点に落としていくと、
「体重計に乗って結果を見る」
ということですよね。
1週間前より体重が減っているのを確認できるのはダイエット活動での何よりの報酬ですもんね。
でもしかし、前述の1ヶ月の壁(停滞期)の前では、体重計の数字がとにかく動かないのです。
すると、これまでエクササイズ後の楽しみ(報酬)にしていたものが、楽しみでなくなるのです。
日々変化のない数字を見続けているとやる気が減退していくものです。
なぜなら、それは報酬だと思っていたものが報酬で無くなるからです。
さて、ところで。
1ヶ月エクササイズやレコーダイエットを続けてきたあなたなら、もう既にきっとこういう感覚をダイエット活動後に感じているのではないでしょうか。
「エクササイズ後は なんだか身体がスッキリして気持ち良い」
「エクササイズすると気持ちが前向きになっている気がする」
そうなんです。
これはこれまで1ヶ月間エクササイズに励んでいた人だけが感じ得る特権です。
1ヶ月エクサササイズが継続出来ている人であれば、実はすでに別の報酬が意識下に組み込まれているのです。
つまり、これまでは体重計の数字が減っていくことだけが報酬だったのが、身体の調子や気持ちの向上という別の報酬を感じているのです。
ここで僭越ながら私の例を出しますと、私は日々 忙しい朝を迎える前に早起きして、ストレッチ〜筋トレと エクササイズをやっています。
目が覚めるとすぐにストレッチ開始。
エクサササイズが終わった頃には眠気もなく、身体の筋肉は生命力に溢れ、実に心地の良いスッキリした気持ちで忙しい朝の時間帯を迎えることが出来ています。
これが「報酬」ですね。
7時前に妻と娘が起きてきます。
1時間の間で、朝食の準備をし、食事をし、洗い物をし、出勤の準備を整えます。
ダイエットをする以前は、朝起きるのが辛かったり、起きても頭が働かず、やる気が出ないことが多く、朝の出勤前に何で俺だけこんないっぱい朝の仕事やらなきゃいけないんだよ、もう今日ダリーなぁ、1日をどうサボってやり過ごすそうか。
そんなことをよく考えていた気がします。
でも、現在は身体が朝からスッキリしているので、気持ちが前向きで、1日の中で自分はどれくらい成長できるのか、そのために何をしようかということを考えるようになりました。
どうしてそこまで前向きになれるのか?
それは日々の運動が身体の調子を向上させ、そのおかげか精神の状態まで良好になるのを実感しているからです。
何かしらの結果が出るということを知った人間は成長への興味を抱きます。
それが結果前向きな気持ちになるのではないでしょうか。
「自分は結果を出せる」
「エクササイズすると気持ちが良い」
「気持ちが前向きになれる」
まずはここを意識します。
そうするとこれが「報酬」となり、それを求めるようになります。
「きっかけをつくる」
「報酬」を認識したら、次は「報酬」を得るためにやるダイエット活動(ルーチン)のタイミング(きっかけ)の認識・設定となります。
エクササイズを開始するタイミングというのは人それぞれだと思います。
私の場合は「ベッドから出る」がタイミングです。
もう少し細かく言うと、ベッドから出て硬くなった筋肉をほぐすストレッチを始めることが、エクササイズを始めるきっかけになります。
そして、身体を動かすエクササイズというルーチンを経て、前述の「報酬」を得ます。
この「きっかけ」「ルーチン」「報酬」を意識すると、特段にエクササイズの習慣化が出来る様になるのです。
「継続化から習慣化へ」まとめ
まとめです。
ダイエット活動開始から1ヶ月は、結果も出やすく とにかく続けてみるという感覚で活動を続けることができることが多いのですが、1ヶ月の壁(停滞期)を乗り越えるためには「体重の減少」以外の報酬も実感して、別の「報酬」を設定する必要があります。
あとは
・エクササイズの「きっかけ」を作り、
・エクササイズをし(「ルーチン」)、
・「報酬」を得る(身体や精神の向上)
この流れを意識すると、エクササイズが習慣化していくのです。
ちなみに、上記の「きっかけ」「ルーチン」「報酬」による習慣化という考え方は、チャールズ・デュヒッグ著「習慣の力」に拠ります。
この本は直接ダイエットと関係は無いのですが、個人や組織の習慣がいかに形造られるか、また悪習慣を良習慣に変えた具体的な過去の事例などが挙げられていて、ダイエットに限らず人生の参考になる本だと思います。
ダイエットとエクササイズは同義では無いのですが、減量の為にはエクササイズは不可避です。
そして、人生を健全な身体と精神で前向きに生きていく為にも、やはりエクササイズは不可避なのではないでしょうか。
どうせ人生を全うするなら、不健全な身体や精神を抱えていくよりも 前向きで健全な身体と精神を持って全うしたいです。
そのためにも、日々の運動の習慣化は人生にとってなくてはならないものなのだと思います。
コメント